本日が、見返し紙発注の期限です。

毎日、柄を見てはどの紙が最適なのか、見本を合わせてみては自問自答してきました。
店頭で欲しいサイズは、ほとんどT目といって長い方に紙の目が通っているため特注しなくてはいけません。

市販品で良ければ、色んな紙をいくらでも購入できるのですが
特注は、全紙を購入して裁断(1回刃を入れる度に追加料金です)で、そうそう多色混合で購入は出来ませんから、慎重になります。
用紙見本jpg

探していた紙は、上記画像の東海さんのサンプルには、ありませんでした。
根気よくネットを探すと、90%これに違いないと思う紙発見。
そうか、製造元が日清紡さんだから、私は持っていなかったのね…。

日清紡さんの紙を扱っているところへメールフォームで問い合わせてましたが返信なく、時間切れ。
他も電話で問い合わせましたが、在庫があるか不安なので竹尾見本帖でも扱っている、「新だん紙」と「ぬの紙」にたどりつきました。
見たところ、製本講座でミニ本を作った時の表紙に似てますが、なんせ現物がないので紙の厚さや連量が想像するしかありません

白は透けやすいので表比較し、予想で「ぬの紙」白と、一番最初に決定していた「レザック80つむぎ」のくるみ色を半々で注文しました。
やはり、落ち着いた茶系もないと、見返しの色が影響して表紙がくすんで見えてしまう場合もあるのです。2色あれば、印傳紙・いせ辰の千代紙・布のどちらか最善の方を選べそうです。

東海製紙さんも、竹尾見本帖さんも、とても親切で本当にありがたいことでした

紙は、うかうかしていると廃盤になってしまいますが、
日々進化していて本当に奥が深いと感じます。